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自閉症オーラ と おばちゃんオーラ

バスを降りて、エレベーターに乗った。
駅の改札口は2階にあるから。

改札口に続くテラスを歩いていると、「あっちのエレベータ、壊れてるねん。」 と青年の声が聞こえた。
私の左側を青年があるいていた。
二十歳くらいか。

彼は、自閉症だ。
初めて会った青年だけど、わかった。
隠しようのない”自閉症オーラ”が見える。

「あっちのな、エレベーター、壊れてるねん。動かへんねん。」
少し知的障害もあるようだが、親が現実と向き合うことを拒否しているならば、療育手帳を持っていないかもしれないな。


「そうなんや。あっちのエレベーターは、壊れてるのか。」 と、私が相づちを打つと、青年は、「うん。」 と返事をして歩き去った。
満足したのか。

青年よ、君には”おばちゃんオーラ”が見えたのか。
このおばちゃんなら、話しかけても良いとわかったのか。
正解だよ。

他の人に、話しかけるなよ。


青年よ、また会おう。

----

次男は、帰宅途中に、誰かに話しかけない。

機嫌が良ければ、ひとりで、フン♪フン♪フン♪♪ と歌いながら歩いている。
なにか不安であれば、”助けて!”と言う代わりに、焦りながら独り言を繰り返しながら、帰路を急いでいる。

次男は、今、無事だろうか。
困っていないだろうか。

次男がアパートに帰れば、そこは、安全地帯だ。
ヘルパーさんが次男の様子を観察してくれる。
次男よ、早くピカピカのお家に帰りな。
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テーマ : 自閉症
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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