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ベルマーク

「もやし鍋」がおいしい。
もやしをタップリと切り落とし肉と冷蔵庫に少しずつ残っている野菜で充分に美味しい。

もやしの入っていた袋をゴミ箱に捨てたら、次男が跳んできて袋を点検して「ベルマーク」を見つけた。
次男はそれを丁寧に切り取って、「ベルマーク保管小箱」に入れた。
ベルマークがたくさん溜まったら、私が次男の母校に郵送するのだ。

次男は中学校までは地元校に通学して、高校は支援学校に通った。
支援学校で、ベルマークを集めていた。
次男が支援学校を卒業してから10年以上が経ったけれど、几帳面な次男は、今でも「ベルマーク」を集めている。




次男が支援学校を卒業してから何年かは、同窓会、運動会に参加していた。
同窓会では自分が好きな歌を一曲歌い、運動会では卒業生の玉入れをしていた。
今は、行かない。
行かせない。

次男の母校が、近くではあるが、移転して校舎が新しくなったから。
次男は、情報が圧倒的に視覚優先で入力される。
逆の言い方で言うと、目に見える情報でないと、わかりにくい。

移転してしまった母校は、次男にとっては、全く別の学校であって、次男は認識できないだろう。
もとの場所には、別の学校が建っているので、見せないほうが良いと思う。


次男は、次男の脳内イメージの中にある母校のために、今もベルマークを集めている。
ちょっと切ない。。。

それでも、次男は充分にラッキーで、幸福だと思うので、このくらいの切なさは、あっても良いのだ。
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テーマ : 自閉症
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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