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揺れながら泣く青年

駅を出てバスターミナルへ着いた。
私が乗るバスは、2番だ。

時々一緒のバスに乗る青年がベンチに腰掛けていた。
彼は、知的障害がある自閉症だ。
訊かなくても私にはわかる。

彼が前後に体を揺らしながら泣いている。
声を殺して泣いている。

家を出る前になにかあったのか。
バス停にくるまでになにかあったのか。
これから行く作業所になにかあるのか。
それとも、過去のことがフラッシュバックしているのか。。。。。わからないけれど、彼は泣いている。


”どうしたの。” と声をかけたいけれど、しらないおばちゃんに声をかけられたら、パニクるだろう。
彼の”地雷”がどこにあるか、私は知らない。


彼の揺れる体と涙を見ながら、”次男は悲しくなっていないだろうか。”と思いながら、いっしょにバスを待つしかなかった





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テーマ : 自閉症児の親
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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