アルフォンス・ミュシャ館
堺市にアルフォンス・ミュシャ館があったなんて。
ああ、そうか。
「明星」「みだれ髪」「与謝野晶子」つながりなんだ。
行ってみたいなぁ。


堺 アルフォンス・ミュシャ館
ミュシャの挿絵やイラストが、明治時代の文学雑誌『明星』において、挿絵を担当した藤島武二により盛んに模倣された。
ミュシャの有力コレクションの一つは日本にある。堺市が所有し、堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館で一部が展示されている「ドイ・コレクション」である。「カメラのドイ」の創業者である土居君雄が、ミュシャの知名度がさほど無かった頃から個人的に気に入り、本業の商品の買い付けや商談の為に渡欧する度に買い集めた。また、ミュシャ子息のジリ・ミュシャとも親交を結び、彼の仲介によってコレクションの中核が築かれた。1989年には、土居にチェコ文化交流最高勲章が授与されている。土居が1990年に他界すると遺族は相続放棄し、1993年、土居夫妻が新婚時代に居住したことのある堺市に寄贈された。
次男とふたりで行ってきました。
JR天王寺駅から快速電車に乗って次の駅が堺市駅です。
駅から遊歩道歩いて、そのままアルフォンス・ミュシャ館にたどり着きました。
高層マンションに組み込まれる様にして堺市立文化ギャラリーがあって、その4階3階の一部が、アルフォンス・ミュシャ館です。
なんと、入場者は、私たちだけでした。
職員数が入場者より多かったのでした。
おかげで、私たちのペースでミュシャを堪能できました。
他の入場者を気にする必要がありませんから、次男がゆっくり、とつとつと説明書きを小さな声で読んでくれるのを聞きながら、ゆっくり、見て回ることができました。
これは、普通とはちょっと違うけれど、幸せな時間です。
職員さん達は、次男と私のやりとりを聞いてないふりしながら聞いていました。
挿絵を物語の順に展示してあるので、順番を間違えそうになると、「次は、こちらですよ。」と教えてくれました。
次男に知的障害がある事がわかったでしょうけれど、次男が自分を肯定していることも、わかったとおもいます。
私が次男の母親である事を肯定していることも、わかったおもいます。
小さな美術館とはいえ、広い空間を私達だけで独占したのです。
めったにできない贅沢でした。
ありがとうございました。
油絵が一点あって、ビックリした。
もしかして、ミュシャの油絵は、この一点だろうか?
アルフォンス・ミュシャ館。。。。。こんなにアクセスが良いのに、こんなに素敵なところなのに、入場者は私たちだけって。。。。。私たちには贅沢な嬉しいことでしたよ。
ありがとうございました。
でも。。。。。ね。
冊子からの受け売りですが、
昨年度(2017)国内美術展の入場者数第1位となった国立新美術館「ミュシャ」展の展示作品全80点のうち38点を貸し出して、展覧会の大成功に貢献したのが、この 堺 アルフォンス・ミュシャ館なのですって!
それなのに、それなのに!
いや、私たちも初めて訪れたのですが。
いままで、堺市にアルフォンス・ミュシャ館があることすら、知らなかったのですが。
なんともかんとも、もったいないです。
所蔵品は約500点だそうです。
もっと、有名になって、もっとたくさん展示できるようにしてほしいです。
堺市って、なにか、ヘンじゃないか???
今回は、「物語を彩るミュシャ挿絵の世界」というタイトルでした。
「白い象の伝説」という書籍が特に紹介されていました。
帰宅してからインターネット調べてみると、高価な復刻版には手がでませんが、Kindle版が280円であったので、購入しました。
さあ、これから耽溺しましょう。

ジュディット・ゴーティエ作のフランス児童文学「The Memories of a White Elephant」の新訳&完訳です。
白い肌に生まれたため仲間から迫害されていた「わたし」は、ある日人間に捕らえられ、肌が白いがゆえに「王家の魂」が宿る象として崇められるようになります。そして戦争では国王を守り、愛するパールヴァティー姫の命を救い、楽園のような生活を送ることになるのですが、それも長くは続きませんでした……。
縦書き、ルビ付き、脚注付き。初版に掲載されたミュシャのモノクロ木版挿絵&彩色原画、そしてルーティの装飾画を、あわせて96点収録
昼食の後、せっかく堺市まで行ったのだから、仁徳天皇陵を見てみたい。。。思って、次男にそう提案しました。
仁徳天皇陵の画像を見せて、「行ってみようよ。」と言ったのです。
堺市駅から1駅だけ和歌山方面に行けば良いだけなのですから。
次男は、ゆっくりと切符の販売機にお金を投入して、帰路の切符を買いました。
“仁徳天皇陵、却下!!!” を態度で示したのでした。
むむ。。。次男、手ごわいです。

セサミ柄の手提げバックは、気に入ってくれたようです。
頂いたパンフレットを入れるのにちょうど良い大きさでした。