レンジでチン!

玄関ポーチが半開きになっている。
次男が帰宅して、キチンとしめないままになっているのだ。
次男はかなりの「キッチリさん」で、たいていことはことはキチンとこなすのだけれど、どういうわけか、玄関ポーチを時々半開きにしてしまう。

「ただいま!」と玄関ドアを開けると、次男がすっ飛んで来て私の手から通勤カバンや買い物袋を受け取って居間まで運んでくれる。
次男は、すぐに、買い物袋の中から生ものを取り出して冷蔵庫に入れる。
次男が私の財布に貼った「買い物メモ」と、買い物内容を見比べて、フンフンと頷いて「買い物メモ」を剝がして捨てる。
次男の連絡帳や日記帳は、テーブルの上に並べてある。

私が用意しておいた次男の夕飯は既に食べた様子なので、「おかわりした?」と訊くと、「した!」と答える。
手紙に、オヤツに冷凍庫の中にアイスクリームを用意してあると書いておいた。
アイスクリームは、宝物探しのように、冷凍食品の中に隠すように置いたので、「見つけた?」と訊くと、「見つけたぁ~。」と語尾を引っ張って答えた。
次男は、うれしそう。
夕飯もオヤツも気に入ってくれたようだ。


私は、「お母さん、汗ダクだから、先に着替えて顔を洗ってくるよ。」と言いおいて自室へ行った。
顔を洗ってサッパリして居間に戻ったら、ランチョンマットの上に、冷たいサラダとご飯があって、箸と箸置きも置いてあって、レンジでチン!したおかずがあった。

あら!いつもは、私のオカズのチン!は私がやっているのに、今日は、次男がしてくれたんだ。
今日のオカズが次男のツボにストライク! だったのかな。
冷たい麦茶をコップ一杯に入れてコースターの上に置いてある。


次男くん、さんきゅです。
玄関ポーチを半開きにしていることもあるけど、ありがたい人です。



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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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