メリル・ストリープ, ゴールデングローブ賞のセシル・B・デミル賞受賞スピーチ

なにしろ、トランプを批判したので、言論弾圧されかねないです。
今のうちに記録しておきたいです。


女優のメリル・ストリープさんが、長年にわたる映画界への貢献で、ゴールデングローブ賞のセシル・B・デミル賞を8日(現地時間)、受賞した。

受賞スピーチで、ストリープさんは、ドナルド・トランプ次期大統領が腕が不自由な記者の真似をした出来事に言及。

「胸が張り裂けそうになった」とした上で、「権力を持っている人が、その地位を利用して他人をいじめると、私たち全員が負けることになります」と、トランプ氏を批判した。そして、芸術表現に携わる人たちに、他者への思いやりの気持ちを持ってほしいと呼びかけた





ストリープさんの受賞スピーチの全訳はこちら。

「今私は声が出なくなっています。お許しください。今週、悲しみで悲鳴を上げて声が枯れてしまいました。少し前には、気が動転したこともありました。だから、みなさんへのメッセージを読み上げます。

(ゴールデングローブ賞の受賞者を選定している)ハリウッド外国人映画記者協会の方々に感謝します。ヒュー・ローリーも言っていましたが、この部屋の私たち全員が、今アメリカ社会で最もけなされている部類に属している人間であることがわかります。ハリウッド、外国人、そして報道陣、です。

私たちは誰なのでしょう?ハリウッドとは何なのでしょう?ハリウッドは、あらゆるところからやって来た人が、寄せ集まって出来ている場です。私はニュージャージーの公立学校で生まれ育ち、教育されました。

ヴィオラ・デイビスはサウスカロライナ州の農地の小屋で生まれ、ロードアイランドのセントラルフォールズで育ちました。サラ・ポールソンはフロリダ州で生まれ、ブルックリンでシングルマザーに育てられました。

サラ・ジェシカ・パーカーは、オハイオ州の7、8人のきょうだいの一人でした。エイミー・アダムスはイタリアのヴェネト州ヴィチェンツァで生まれ、ナタリーポートマンはエルサレムで生まれました。この人たちの出生証明書は、一体どこにあるのでしょうか?

そして美しいルース・ネッガは、エチオピアのアディス・アベバで生まれ、ロンドンで育ちました。いえ、ロンドンではなく、アイルランドだったはずです。ルースはバージニア州の小さな町の女性の演技を評価され、ノミネートされました。

ライアン・ゴスリングはカナダ人です。そしてデーヴ・パテールは、ケニアで生まれロンドンで育ちました。デーヴは、タスマニア育ちのインド人の役を演じました。ハリウッドはよそ者や外国人だらけです。私たちが彼らを全員排除したら、アメフトやマーシャル・アーツしか観るものがなくなってしまいます。それらは芸術ではありません。

あまり時間をもらっていないので、続けます。俳優の仕事は、自分とは異なる人の人生を演じることです。そして、その人たちの人生がどういうものなのか、観客に感じさせることです。今年私は、まさにそのことを成し遂げた、数多くの力強い演技を目にしました。息を呑むほど、思いやりのある仕事です。

でも、今年、私を驚かせた演技がひとつありました。私はそれを目にして、衝撃を受けました。感激したからではありません。そのパフォーマンスには良いところはありませんでした。しかし効果的であり、果たすべき役割を果たしました。それは、それを期待していた聴衆を笑わせました。

私たちの国で、最も尊敬されている場所に立とうとしている人が、特権、権力、そして反撃する能力において、自分のほうがはるかに上回っているにも関わらず、体の不自由な記者の真似をしたのです。

私はそれを見たとき、 胸が張り裂けそうでした。私はまだ、自分の頭の中からそのときの記憶を消し去ることができません。なぜならそれは、映画の中の出来事ではなく、現実の出来事だったからです。

誰かに屈辱的なことをする。公の場で権力を持っている人がそのような行為をした時、他のすべての人生に影響してきます。他の人たちも同じような行動をとっても良いと、許可を与えることになるからです。

無礼は無礼を招く。暴力は暴力を呼び起こす。権力者が、その地位を利用していじめをすると、私たち全員が負けることになります。

ここで、報道陣の話をさせてください。 私たちには、怒りで声をあげなくてはならない事態が起きた時に、信念のある報道陣がしっかりと声をあげてくれることが必要なのです。

だからこそ、私たちの国、アメリカを建国した人たちは、憲法の中で、報道とその自由を守ることを決めたのです。だから私は、裕福なことで有名なハリウッド外国人映画記者協会と映画業界のみなさんに、ジャーナリスト保護委員会への支援を呼びかけたいのです。真実を守りながら前に進んでいくために彼らの力が必要だからです。

最後にもう一つ言わせてください。ある日、私が撮影のセットにいた時、愚痴を言っていました。撮影が長時間に渡って、夕食の時間まで続いたりしていた時です。一緒にいたトミー・リー・ジョーンズは、『メリル、俳優をやれているのはそれだけで名誉なことだよね』と言いました。

その通りです。私たちは、自分に与えられた名誉や特権、責任、他者に共感する気持ちを忘れてはいけないのです。私たちは、ハリウッドが今夜この場で褒め称えている仕事のすべてを、誇りに思うべきです。

私の友人だったレイア姫ことキャリー・フィッシャーが、生前こういうことを言っていました。『あなたの傷ついたこころを、どうか芸術に昇華して』。みなさん、どうもありがとう。」


I love you all. You have to forgive me, I have lost my voice in screaming and lamentation this weekend and I have lost my mind sometime earlier this year so I have to read.

Thank you, Hollywood Foreign Press. Just to pick up on what Hugh Laurie said, you and all of us in this room really belong to the most vilified segments of American society right now. Think about it: Hollywood, foreigners and the press.

But who are we and, you know, what is Hollywood, anyway? It’s just a bunch of people from other places. I was born and raised and educated in the public schools of New Jersey, Viola was born in a sharecropper's cabin in South Carolina, came up in Central Falls,  R.I. Sarah Paulson was born in Florida, raised by a single mom in Brooklyn. Sarah Jessica Parker was one of seven or eight kids from Ohio, Amy Adams was born in Vicenza, Veneto, Italy and Natalie Portman was born in Jerusalem. Where are their birth certificates?

And the beautiful Ruth Negga was born in Addis Ababa, Ethiopia, raised in Lon -- no, in Ireland, I do believe, and she’s here nominated for playing a small-town girl from Virginia. Ryan Gosling, like all the nicest people, is Canadian. And Dev Patel was born in Kenya, raised in London and is here playing an Indian raised in Tasmania. So Hollywood is crawling with outsiders and foreigners and if we kick them all out, you’ll have nothing to watch but football and mixed martial arts, which are not the arts.

They gave me three seconds to say this, so. An actor’s only job is to enter the lives of people who are different from us and let you feel what that feels like. And there were many, many, many powerful performances this year that did exactly that, breathtaking, compassionate work.
But there was one performance this year that stunned me. It sank its hooks in my heart, not because it was good, it was -- there’s nothing good about it. But it was effective and it did its job. It made its intended audience laugh and show their teeth.
It was that moment when the person asking to sit in the most respected seat in our country imitated a disabled reporter, someone he outranked in privilege and power and the capacity to fight back. It, it kind of broke my heart when I saw it and I still can’t get it out my head because it wasn’t in a movie. It was real life. And this instinct to humiliate when it’s modeled by someone in the public platform, by someone powerful, it filters down into everybody’s life because it kind of gives permission for other people to do the same thing.

Disrespect invites disrespect. Violence incites violence. When the powerful use their position to bully others, we all lose. OK, go on with that thing. OK, this brings me to the press. We need the principled press to hold power to account, to call them on the carpet for every outrage.

That’s why our founders enshrined the press and its freedoms in our constitution. So I only ask the famously well-heeled Hollywood foreign press and all of us in our community to join me in supporting the Committee to Protect Journalists, ’cause we’re going to need them going forward and they’ll need us to safeguard the truth.

One more thing. Once when I was standing around the set one day, whining about something, we were going to work through supper or the long hours or whatever, Tommy Lee Jones said to me: “Isn't it such a privilege, Meryl, just to be an actor?” Yeah, it is. And we have to remind each other of the privilege and the responsibility of the act of empathy. We should be very proud of the work Hollywood honors here tonight,
As my, as my friend, the dear departed Princess Leia, said to me once: “Take your broken heart, make it into art.”
Thank you, Foreign Press.





早速、

これに対しトランプ氏は翌朝、ツイッター(Twitter)への投稿で、3度アカデミー賞(Academy Award)の受賞経験があるストリープさんを「ハリウッドで最も過大評価されている女優の一人」と呼んだ上で、「私のことを知らないにもかかわらず昨夜のゴールデン・グローブで私を攻撃した。派手に負けたヒラリーの取り巻きだ」と非難。さらに、自分はコバレスキー記者をからかった事実はないと、改めて否定した。【翻訳編集】 AFPBB News



トランプは、やりましたよ。



それでもアメリカ国民は、トランプを大統領にしたのよね。
恐ろしいことだ。

トランプが障がいのある記者のモノマネをした理由

1)「9.11でワールド・トレード・センターが倒壊するのを対岸のニュージャージー州ジャーシーシティで狂喜乱舞して見ているイスラム教徒が数千人いた」とトランプが盛んに発言。

2)「警察はそんな事実はないと言っているが、本当にいたのか?」とABC放送アンカーに問われ、「この目で確かに見た。ニュージャージーはアラブ人口多いからな。倒壊するのを見て踊りながら喜んでいたぞ」とトランプが反論。

3)Washington Postが事件当日の動画を検証してみたが、どこにも踊りながら喜ぶ数千人のアラブ人の姿は写っていなかった。

4)トランプがWashington Postの2001年9月18日の記事が出元だと言い出すも、記事には「13人が事情聴取を受けた」と書かれているだけ。

5)共同取材したSerge F. Kovaleski記者(関節拘縮あり。現在はNY Times記者)が「数千人なんて事実は耳にしたことも書いた覚えもない」と反論。

6)窮地に追い込まれたトランプ、2015年11月の集会で支持者を前に、記者の障がいを真似ながら「そんなこと書いた覚えはないだってよ~」と発言。さすがにこれは問題になる。

7)窮地に追い込まれたトランプ、「あの記者には一度も会ったことはない。障がいなど知らない。とちってる真似をしただけだ」と弁明。

8)記者が「1987年から1993年に10数回取材している。ファーストネームで呼び合う仲だ」と反論。
トランプは「記事を書き換えた」と言っているが、Washington Postは否定している。



ゲス!
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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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