中継

時々、次男の携帯電話が私のスマホに発信してくる。
次男が発信するのではなくて、次男の携帯電話のスイッチが何かに触れて発信してくるのだ。
これが、楽しみになっている。
今日は、帰宅途中で発信してきた。

地下鉄にアナウンスが聞こえる。
次男は静かにしている。
時々、フンフン♫ とご機嫌のようす。
でも、独り言は言ってない。
アニメの歌も歌ってない。
地下鉄構内のアナウンスと次男の足音だけがハッキリ聞こえる。
やがて改札口を出たようす。

次男くん、えらいなぁ。
ちゃんとお行儀よくしてるなぁ。。と、親バカモードでうれしくなる。


次男がちょっとヘンに見えるようすは、「自閉症で、知的障害者」であることからくる。
本人も、親も、ヘルパーさんも、常に周囲の迷惑にならないように。。。と心がけているのだけれど、どうしても、そんなにうまくはいかない。
まったくなんの問題もないかのようにふるまうことは出来ない。


次男に完璧を求めることは、手足の無い人に、「足をはやせ!手をはやせ!」と要求することと同じなのだ。
わかっているけど、”次男くん、お行儀してね。周りにいる人をビックリさせないようにね。”と要求するのは大事なことだし、これからもやめない。

そんなことが背景にあって、ふつうに静かに地下鉄に乗っているようすを携帯電話が中継してくれると、掛け値なしに、感激してしまう。





スポンサーサイト

テーマ : 自閉症
ジャンル : 福祉・ボランティア

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR