大雨が降り止んで

5:00 にアラームが鳴ると、次男は一瞬で目を覚ましたようだ。
しっかりとした声で、「おはようございます。」 と言った。
次男の寝室と私の寝室の間には納戸を設けてあるけれど、戸を開け放っているので、次男の声がよく響く。

大雨だ。
激しい雨音が聞こえていた。

次男は、ザックリと大ぶりの丸首セーターを被って、昨夜から玄関に用意しておいたごみ袋をつかんで階段を降りていったようだ。
集積場に持っていったのだ。
アラームが鳴ってから、一連の行動にまったく迷いがない。
眠いよう。。。とか
ちょっと、寒いよう。。。とかいう躊躇がない。

私は、次男の行動を耳で確認しながら、ボンヤリした頭を振ってカーテンと窓を開ける。
真っ暗です。
次男と私と、時々、どっちが介護者か、わからんです。
次男は、私の世話をするつもりで週末帰宅しているつもりかもしれない。


次男が出かける時刻までに、雨はスッカリ降り止んでいた。
次男は、ヘルパーステーションでコーディネートしてもらった服を着て、上着の胸に手を当てて、「Rさん!」と言う。
”Rさんと、一緒に出かけて買ったんだよ。”と言っているのだ。
「わかったよ。かっこいいね。」と言うと、満足のようす。

次男の行いが良いから、次男が出かける時には雨が止むのよね。。。。
そういうことにしておこう。

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テーマ : 自閉症
ジャンル : 福祉・ボランティア

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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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