坊ちゃん 夏目漱石
iphone の読み上げ機能を使ってkindle の「坊ちゃん」を聞きながら作業した。
最近になって読み上げ機能を知った。
以前のヴォイスオーバー機能を使ったら、すべての操作を読み上げてくれるので、ウンザリした。
これは使えない。。。と却下。
でも、「読み上げ機能」は使えますよ。
音声が聞きやすくなっています。
ずいぶん改良されています。
「釣をしていると」 を”チョウをしていると” と読んだりしますけどね。
読み上げ機能は、
iPhone・iPadの「設定」
「一般」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」をタップ。
「画面の読み上げ」を「オン」に。
「声」をタップし、最上段にある「日本語」を選択。
「デフォルト」と、「高品質」が有るので、「高品質」を選択。
Kindle を起動、テキストが表示されたら、画面上部から二本指で下に向かってスワイプすると、
kindle の画面の上部に、こちらが出てきます。

下部には、こちらが出てきます。

「坊ちゃん」は、読み終えるまで:3時間30分。。。。くらいだったかな。
作業しながら聞き終えました。
「坊ちゃん」て、こんなによいお話だったっけ。。。
小学生か中学生の時に課題図書で読んで感想文を提出したけど、強い印象は残っていなかった。
それが50歳を過ぎてから聞いたら、泣けて、泣けて。。
清:キヨ(読み上げ機能は、キヨシと読んでいた)が坊ちゃんをかわいがる理由も、坊ちゃんの父母兄が坊ちゃんを疎んじる理由も、理解できた。
坊ちゃんの無鉄砲で損ばかりしている様子も、義憤に駆られて、天誅を下す様子も映画をみているようにハッキリと想像できた。
「不浄な地」を離れた心情も理解できた。
坊ちゃんが、帰京して下宿に行かず、鞄を提げたまま清が住まいする、清の甥の家に「清や、帰ったよ。」と飛び込んだあたりから涙がじゃまで作業ができなくなった。
死ぬ前日おれを呼んで、坊ちゃん、後生だから清が死んだら、坊ちゃんのお寺へ埋めて下さい。お墓のなかで坊ちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は小日向の養源寺にある。
手で顔を覆って泣いた。
なんでこんなに泣けるのか。
小学生や中学生にはわからないことがイッパイある。
おばさんになった今だからわかることがイッパイある。