知らせ

長男から電話があった。

留守電に長男がメッセージを入れたのに気づいてなかったのだ。
すいませんでした。

息子たちにとって祖母にあたる人が亡くなったと、メールがあったと知らせてきた。
すでに90歳を過ぎているので、大往生であろう。

 が付くほどの田舎で、村長を輩出すると決まっていた家系から、教職を独占する家系に嫁いで見識高く、人々の尊敬を集めていると思い込んでいた人。
時代が変わって、農業以外の収入の道が開けると、現金収入を得ることができるのは、教職員、公務員だけではなくなって、社会的地位は変動したのに、気づかないふりをしていた人達。

東京在住の長男は、住友商事に勤めていると繰り返し言っていた人。
「毛皮のコートを住商から安く買ってあげようか。」等々
すでに流行は移り変わって、毛皮のコートを街中で着る人を見かけなくなっていた。
長男の勤務先は、住友グループには違いなかったが、まったく別の会社だった。
どこに勤めていようと良いと思うが、彼女は住商に勤めていることがステイタスと思っていたのだ。

なにをステイタスと思うかは、個人の自由だから、好きにしてください。
ただ、それにつき合わされるのが、めんどくさかった。
知っているのに知らんふりは、けっこう難しい。
精神衛生上、気持ち悪かった。


誰もが、本人にとって最適な場所に居ることができたら、一番幸福なのだと思う。


他の人達も、「めんどくさい人」だった。
このめんどくささの元凶は、同じところから来ていると思った。



うーん。。
遠方で、親しくないので、お葬式に参列しない。
もしも、近県であって参列したとしたら、お互いに困惑するだろう。

長男に、お悔やみのメールを返信してね。。 と言った。
なんて書けばいい?? というので、例文をいくつか作った。
長男はメールして、わたしもメールだけした。


私達は、葬式は家族葬。
墓を持たないと決めている。
このスタイルは私達だけのことで、他家のスタイルには頓着しない。

他家のお葬式に参列するけれど、この知らせのお葬式には関わらない。


さて、納骨が済んだころから、面倒な連絡が入るだろう。
長男と話し合って、やり過ごそう。
これが終われば接点は完全になくなるはずだから、そう思うとうれしいことだ。
ヒステリーを起こさないで、やり過ごしたい。
長男、お母さんの力になってくれよ。

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テーマ : 障害児、障害者の兄弟、姉妹
ジャンル : 育児

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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