迷子になった。

美術教室の最終日。
いつもの時間に受講した後、夜にもう一度教室を訪ねる約束になっていた。
次男の作品から1作品を選んで、額に入れてくださるので、受け取りに行くことになっていた。
次男に、4月はお休みだよ。。。と言ったけれど、お二人の先生にお会いするのがこれで最後になるとは伝えていない。
どう伝えたらいいのか。。。わからない。

ふたりで家を出たけれど、次男は私の先をタタタタタッと走って行った。
駅のホームに次男の姿がなかったけれど、まったく不思議には思わなかった。
次男、1本前の電車に乗ったわね。

私が教室に到着すると、次男はまだ到着していなかった。

なんで????


なんで?????




次男の携帯電話に掛けてみたら、「お母さんがいない。」と答えた。

そりゃ、そうだよ。
次男くん、どこにいるの??

「・・・・・・・・・」

次男は自分がどこにいるのか、説明ができない。
困った。
いやな気持ちが迫ってくる。
アナウンスが聞こえる。
どこかの駅にいるらしい。


すぐにスマホから次男のGPSを居場所を検索しようとしたら、アプリの設定が外れていて検索出来なかった。
なんてことだ!!!!(°_°)

次男は、どうしたわけか教室とは別の場所に行ったのだ。
私は美術教室に行くと説明したのだけれど、次男には伝わらなかったのだ。
どこに行くと思ったのだろう。


スッタモンダの後、私はJRの駅に次男を迎えに行った。
「次男くん、お母さんはJRの駅にいるからね。改札口にいるからね。」と言った。
ヤキモキしながら待っていると、次男の携帯電話からかかってきた。

「はーい!」と次男の声。
すぐに美術教室の先生に代わって、「次男くん、今、教室に来ました。」

ええっ!? 次男はどこから現われたのか?!


走って、美術教室に戻った。
ほっとした顔の次男と先生方。
なんで?なんで?不思議過ぎてわからない。


ツラツラと考えてみると、次男はどこか別の場所に出かけると思って地下鉄に乗ってしまったのかもしれない。
幸いにも、美術教室の最寄りの駅はJRと地下鉄があって、駅の名前が同じなので、次男は、「○○駅に来てよ。」という私の言葉を頼りに、地下鉄でやってきたのだと思う。
地下鉄の路線図を見て考えたのだろうか??
壁に掲示してある駅名を頼りにウロウロ、グルグル迷いながらたどり着いたのだろうか。

無事に合流できてよかった。

成人して何年も経っても、まだまだこんなことがあるのだなぁ。
ちょっとショックだな。
こんな思い違い、行き違いがあるなんて、全く警戒していなかった。

これからも繰り返しあるかもしれない。

もっと役に立つGPSを探そう。
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テーマ : 自閉症
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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