うらやましいと思わない方が良いよね

会社からの帰路。
最寄りの駅を降りてポコポコと自宅に向かって歩く。
このペース歩いていると、交差点で信号待ちをすることになるな。

スーパーマーケットのある方角から少年が歩いて来た。
私の少し前まで歩いてきて、やはり信号が青に替わるのを待った。

彼の後ろ姿の、首から肩の線を見てすぐにダウン症だとわかった。
視線を彼の前方に向けると交差点の向こう側にロングヘアーの女性が立っていて彼を待っている。
エキゾチックな顔立ちで、フィリピーナだな。。。とわかった。
いや、フィリピンか、インドネシアか。。。とにかく、明らかに東南アジア系の女性だ。
ヘルパーさんか、お母さんか。


信号が青に替わって、少年も私も交差点を渡った。
女性は少年の頭をクシャクシャとなでて、「お帰り!買えた?」と訊いた。
少年は「うん。」と答えて透明な小さな袋を差し出した。
たぶん釣り銭とレシートが入っているのだろう。
少年を追い越したときに、少年の顔にチラリと視線をやった。
少年は、ミックスだとわかった。
じゃあ、女性はママで、パパは、日本人か。
いや、日本人とは限らなくて、中国人か、韓国人か。。。とにかくその辺り。

少年はひとりでスーパーマーケットに買い物に行って、ママは道路を一本隔てところで待っていたのだ。
私はもう一回信号待ちをして交差点を渡らなければならないので、ママと少年の会話を聞くとも無しに聞いていた。
少年は、会話に不自由がない様子だった。
いいなぁ。。。。生きやすいよなぁ。。。ダウン症は生きやすいよなぁ。。。。とまた詮無いことを思ってしまった。

ダウン症も自閉症もいろいろさ。
課題はそれぞれに違うから、一面だけを見て、うらやましいと思わない方が良いよね。


少年のママは、頑張って、頑張って、日本語を勉強をしたのだと思うし。
彼女がどんなに優秀な人であっても、それはたいへんなことだったと想像する。
少年のパパが良い人であってほしいなぁ。


みんなそれぞれに頑張っているんだ。
私も、がんばろ!
スポンサーサイト

テーマ : 自閉症児の親
ジャンル : 福祉・ボランティア

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

どちらの言葉も、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR