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少女の想い、母の想い 「障害児の親として(10946)」

母、復活しました。
鼻声ですが、随分らくになりました。
ちょっと頭が痛いですが、この痛みは、長男くんが今吹いているサックスの音色が滑らかになると、治まるでしょう。

ここにある少女の想いは、母の想いと同じです。


[毎日新聞11月26日]
 
「自殺するなら 健康な体 私にください」


長野県飯田市の自営業、塩沢正敏さん(83)が保存していた86年2月の毎日新聞の記事にはそんな見出しがつけられていた。記事は、68年に西日本一帯で広く起きた「カネミ油症事件」の被害に苦しむ少女が、86年にも続発していたいじめ自殺を受けて、同世代の若者に「自殺を考え直して」と呼びかける内容だ。塩沢さんは中学2年の孫とともに記事を読み、「この記事を再掲載してもらい、今こそ皆に読んでほしい」と訴える。【神崎修一】

 記事は、長野県では同年2月28日付朝刊に掲載された(夕刊配布地区は同27日付夕刊)。長崎県内に住む高校2年の少女(17)は油症新生児、いわゆる「黒い赤ちゃん」として生まれた。足のつめが黒く変形し、頭痛や腹痛に悩まされた。油症患者だと知られないように家に閉じこもり、検診にも行けない。少女は、次々自らの命を絶つ同世代を憂うとともに、複雑な気持ちを寄せた。


 「世の中には、いじめよりも苦しい悩みに耐えて生きている人もいるのですよ。もう一度考えなおして下さい。もう少し勇気を出して下さい。それでもやっぱり死にたいと思うなら、そのあなたの健康な体を私のこの体と取り替えてから死んで下さい。


 私がたとえいじめにあったとしても健康な体であるならばきっと耐えられると思います。


 私は他に何もいりません。


 ただ健康な体が欲しい」


 少女がこの手記をつづった86年2月は、東京・中野富士見中の鹿川裕史君事件が起き、各地で子どもたちの自殺が続いていた。


 塩沢さんは今月上旬、古いスクラップ帳の記事に目を留めた。「読んだ瞬間に心に響いた。子どもたちの考える材料になるのでは」と孫の悠(ゆう)君(14)=飯田市立鼎(かなえ)中学校2年=にコピーを渡した。悠君は「いじめはこんなに前からあったんだ」と驚き、「自分は五体満足な体で、不自由もなく毎日を過ごせる幸せ者だったんだな」と実感したという。


 悠君は、全国で相次いでいるいじめ自殺を防止するヒントになるかもと考え、記事を先生や友達に見せた。「学校ではトラブルはないが、決して人ごとではない。自殺を考えている人もいるけど、自分を傷つけるのはやめて。親や友達など愛してくれる人は必ずいるはず」と訴える。


 【ことば】カネミ油症事件 68年10月に発覚。カネミ倉庫(北九州市)が製造した米ぬか油を食べた約1万4000人が、吹き出物など皮膚症状を中心に全身の異常を訴えた。製造工程で混入したダイオキシン類ポリ塩化ジベンゾフランが主因とされる。色素沈着被害で「黒い赤ちゃん」で生まれたケースもあった。




それでもやっぱり死にたいと思うなら、そのあなたの健康な体を、なに不自由のない能力を私の子と取り替えてから死んで下さい。
と言い換えたいのは私だけではないですよね。
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Re:少女の想い、母の想い(11/26)

こんにちは。
きっと何%かの子供達ははっと気づくことと思います。本当にもったいない命です。
ただうちみたいに精神的に参ってしまうと脳が健康じゃなくなるみたいで 本当の健康体じゃなくなる場合もあるのかなと思っています。わが子が風邪を引いたのを気がつくように ちゃんとみていなくちゃいけませんね

Re[1]:少女の想い、母の想い(11/26)

☆marusianさん
>ただうちみたいに精神的に参ってしまうと脳が健康じゃなくなるみたいで 本当の健康体じゃなくなる場合もあるのかなと思っています。わが子が風邪を引いたのを気がつくように ちゃんとみていなくちゃいけませんね
-----
どんな人も、困った時に、に逃げ場がないと、助けてって言える人がいないとつらいです。つらいなぁって言葉に出せるってありがたいです。
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Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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