東電社長「朝日報道に深く侮辱された」
朝日新聞が東京電力福島第1原発事故の「吉田調書」に関する誤報を取り消した問題で、東電の広瀬直己社長の「虚偽の報道によって従業員は深く侮辱され、行動が誤って伝えられた」などとした投稿が22日付の米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に掲載された。
投稿では、朝日が誤報を認め記事を取り消したことをニューヨーク・タイムズ紙が報じたことに謝意を示す一方、「不幸なことに、福島第1の従業員が事故で逃げ出したという虚偽の報道の方が、その記事の撤回よりも国際的な関心を集めた」と記した。「われわれの従業員は誤報で深く傷ついた」としたうえで「再び彼らの勇敢さや忍耐強さが認められたことに感謝している」ともしている。
同紙は朝日の報道を受けて、「命令にも関わらず、パニックに陥った作業員たちは福島原発から逃げ去っていた」と報じていた。
作業員さん達に、あまりにも失礼。
必死の思いで現場で頑張っていた人達を、なんの危険もない場所に居た人達が、机上の情報を故意に読み違えて侮辱したのだから。
原発に反対でも、賛成でも、してはならないことがある。
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