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自分にとって宝物でも

自分にとっては大事なものでも、他者にとっては価値のないものであることは多い。

私は、60歳とか70歳になったら、持ち物の整理をするべきだろうな。
私にとって宝物でも他者にとっては無価値なものがたくさんあるから。
私が死ねば、すべてゴミになるのだから。



故人の持ち物の整理を手伝っている。
切手、コイン、時計、エトセトラ
故人は投資のつもりで集めたらしい。

が、アチコチに電話してみたが、買った金額以上で買い取りしてもらえる可能性は  ない!!

故人は、ピントを外した自己評価の高い人で、生前はトンチンカンなことを繰り返していた。
これもそのひとつだ。


利益がでるどころか、逆に、処分のためにお金がタップリ必要ということ。
リフォーム代金をどうやって捻出したら良いのか。



古い本、CD、DVD、ビデオを買い取り業者に引き取ってもらった。
いくらにもならないとは思うけれど、古紙回収に出すのは忍びなかった。
古本屋に引き取ってもらえば、もしかして必要とする人の手の渡る可能性があるかもしれない。
もちろん、本のほとんどは、引き取り値が付かないものらしい。
そういう本は処分していただくことになっている。


プロの仕事は、早い。

トラックをマンション構内に誘導すると、お兄さんがトラックから飛び降りてきた。
カラの台車を部屋の前まで転がしてきて、ササッと台車に本を入れてあるダンボール箱を積み上げて、すばらしいコントロールで廊下を移動していった。
それを何度か繰り返して、大量の本、DVD、ビデオが姿を消した。
今の時代にビデオの使い道があるのか、不明だけど。
世界遺産シリーズとか、それはそれは素敵なものでしょうけれど。


マンションのロボットゲートのチェーンを下げてあげると、プロのお兄さんが運転する2トントラックは、スルスルと音もなく道路に出た。
お兄さんは笑顔を見せてさわやかに立ち去った。
すばらしい!!
風のようだった。


買い取り業者のトラックが帰った後で、長男に、

「次男はよく手伝ったでしょ。」

と訊いてみたら、


「ぜんぜん!!」


とオカンムリの様子。

「次男、ジャマ!!」


と言うので、

「それは、長男の使い方が悪いからだよ。
お母さんが死ねば、長男と次男のふたりだけになるのだから、長男が次男を上手く使ってやれるようにならないと、お互いにシンドイだけだよ。」


と言ってやったら、長男は一瞬固まった。

たまにはチクリッ!!!と言っときましょ。
親は必ず先に死ぬのですから。
-----------------------------

二日後に連絡がありました。
700点あまりのうち250点に値段がつきませんでした。
買い取り価格は、12000円あまりでした。
古紙回収に出せば0円ですから、ありがたいです。
だれかに読んでもらえたら本もうれしいでしょう。
ありがとうございました。
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テーマ : 自閉症児の親
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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