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金閣寺-胸を衝かれる

長男を強引に誘い出して観劇する予定の「金閣寺」




「僕の内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。
それどころか、その鍵は、錆びつてしまっているのだ」
丹後の貧しい寺の子として生まれた主人公・溝口。彼は生来の吃音のため同年代の少年たちや有為子とうまく接することができず、その苦しみは母にも理解してもらえない。



という溝口が、

私の中では、自閉症の弟がいて、弟の療育の躍起なる母がいる。。。長男にリンクしている。



私達はとても運が良い。
とんでもなく、運がよい。


本当に、次男くらいの能力の人が、こんなにイキイキと生活できる場所、仕事をさせてもらえる場所を得ることができているなんて、奇跡の範囲に入るのではないかと思う。



とんでもなく、運がよいけれど、それでも、生易しいことではなかった。
言葉にしたら、キリがない。
運が良かったと言いながら、運が良かっただけではない。。。と強く思う。


その分、無理を通したところがたくさんあります。
長男に負担をかけたところがたくさんあります。
長男を理解してやれなかったところがたくさんあって、長男の気持ちを置き去りにしたところがたくさんあります。


次男の日常を支えて、親が先に死ぬという必ずやってくる将来に備えるためには、いわゆる「ふつうの子」の何倍もの時間と細かい段取りの積み重ねが必要だった。。

長男も、無造作に放っておいて、たくましく育つというタイプの子ではなかったので、丁寧に関わって、手間を惜しんではならないはずだった。


「開幕直前記者会見と舞台稽古」の動画がありました。


主人公「溝口」に胸を衝かれます。





体調を壊すことなく、アクシデントなく、予定通り、観劇させてください。。。と祈るような気持ちです。
長男と私と、バラバラに別の日に観劇すれば良いと思っていたのに、同日、同列の席になりました。

消化すべきものは、何年遅くになっても、ちゃんと向き合って消化したいです。
そうでないと、ちっとも親子である意味がないように思います。
今年は、盟友達に宣言した通り、長男とともに苦しんでいこうと決めたのです。
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テーマ : 障害児、障害者の兄弟、姉妹
ジャンル : 育児

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プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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