お出かけメモ-京都市美術館
京都 岡崎公園の木陰でシートを広げてお弁当を食べました。
オヤツも食べて、温かい紅茶を飲んで、シートの上で一休み。

公園の鳩は、落ち着きがあり過ぎ。
次男のすぐそばまで近づいてきます。
ひどいめにあったことがないのかな。
それは、それでいいことですが、鳥インフルはまだ日本に上陸していませんが、野生の鳥さんなので、用心しておきたいです。
だからあんまり近くに来ないでね。。。。。って、言ってんのにぃ。。。(~_~;)
あんた、聞いてないわね。
風が心地よくて本当に気持ち良い時間でした。
さて、ゴミはすべて持ってきた袋に集めてまたリュックの中にいれて、いよいよ本題です。


ゴッホ展 空白のパリを追う
リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝
ゴッホ展はいつでもそうですね。
私達は、初めから、真近で作品を見ることは諦めています。
幸い次男は長身なので、作品が掛けてある壁の反対の壁際から作品を眺めます。
次男は、たくさんの人達と一緒に並んで少しずつ、少しずつ進みながら時間をかけて作品を鑑賞するのは苦手です。
私も苦手です。
圧迫感あり過ぎです。
反対の壁側から、誰かと誰かの後ろ姿の間から作品を眺めました。
それでも満足、満足。
次男くん、誰のジャマにもならなくて、本人も楽しむことができます。
次男は明るい色調の絵に惹かれます。
絵が描かれた時代背景とかは理解できないので、理屈は抜きです。
今回の《ゴッホ展》では、ゴッホ美術館(アムステルダム)の改修工事のための約6ヶ月間の閉館に伴い、多数の日本未公開作品の展示が実現しました。 全52作品のうち36作品が日本初公開となり、また、ゴッホが描いた自画像のうち、8点が日本に揃うというのも初めてのことです。 一見、『自画像10点の公開では?』と思った方も多くいらっしゃるかもしれません。 しかし、1点は弟テオの肖像画で、もう1点はジョン・ピーター・ラッセルが描いたゴッホの肖像画です。これも今回の見どころの一つではないでしょうか。 ラッセルが描いた精巧なゴッホの肖像から、本当の『ゴッホの顔』を知ることができます。
※絵画の著作権について・・・絵画の場合、作者の死後50年(国によっては60年)経ったものについては、問題ないとの事なので
ジョン・ピーター・ラッセルが描いたゴッホの肖像画

ああ、これが実際のゴッホなんですね。
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」は、ちょうど良いくらいの入場者数でした。
鑑賞しやすい混み具合、スキ具合でした。
侯爵家のコレクションらしく、大きいサイズの作品がたくさんありました。
神話の女神たちは、プクプク、ツヤツヤ、ピンク色の肌艶でした。
金銀をふんだんに使った工芸品の数々。
侯爵家当主、関わりのある人達の肖像画の豪華さ。
マリアテレジアの肖像画もありました。
明るい美しい絵、工芸品ばかりなので、次男は時間をかけて眺めていました。
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」の広告に使われて、あちこちで見かけるルーベンスの娘「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」は、小さい作品ですが、子どもらしいイキイキとした好奇心輝く目をしています。
パステルですって。
子どもが飽きないうちに、じっとしていてくれるうちに描いたのでしょうね。
どんなに利発な少女であったことでしょう。。。と想像します。
でも残念なことに、12歳で亡くなったらしい。
今よりもずっと、成人するまで成長することが難しい時代だったのでしょう。
両親の慟哭が聞こえるようです。
どんなに嘆いたことでしょうか。
胸が詰まります。
クララ・セレーナ / Clara Serenaがわずか12歳で亡くなり、その母イザベラ・ブラント / Isabella Brantも娘の後を追う様にその三年後に亡くなったらしい。

子が生きていて、健康で居てくれるありがたさを感じます。
責任がとても重いですが、それでもやっぱりありがたいです。
モデルが夭折したことを知ってしまうと、「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」は、親である人とそうではない人では感じるものが全く違うと思います。
池田理代子描き下ろし。「リヒテンシュタイン物語」
第二次世界大戦中、ナチスからコレクションを守った侯爵と美術館長の、手に汗握る物語。会期中、展覧会会場の特設ショップにて販売します。
ええ!?
そんなのを販売してたの!?
気がつきませんでした。
これは、残念なことをしたかも。
きっと、レアものってやつですよ。
私、ベルばら世代なんですよ。涙、涙 (T_T)
