ドラマメモ-ボルジア家 愛と欲望の教皇一族
主演が、J・アイアンズ と言うだけで、すでにタップリ恐い。

猛烈な野心をもってローマ教皇の座を目指すスペイン出身のロドリーゴ・ボルジア枢機卿は、前代の教皇インノケンティウス8世が崩御した後、卑怯なやり方を使ってコンクラーベ(教皇選挙)を勝ち抜いて即位し、教皇アレクサンデル6世となった後も周囲を権力で支配しようとする。教皇でありながら美しい愛人を持ち、一族を使いあらゆる手段を使って教皇の座を守ろうとする。愛、権力、暗殺、、、それぞれの野望がいま動き出す…。
教皇とは、使徒ペテロの後継者であり、人々に神の教えを伝える精神の指導者として、キリスト教信者に絶大な権威を持っていた。教皇から破門されれば人権を失い、また教皇が、ある国の王位について、それが神の認める正統なものであるか決めることもあった。それだけではなく、教皇は教皇国家という一国の君主でもあった。つまり、彼の率いる教皇庁という組織は政府のようなものだった。その教皇を選ぶ権利を持つ者が枢機卿であり、コンクラーベで教皇を選挙した。また、教皇庁の最高意志決定機関は、教皇と枢機卿からなる教皇枢密会議であり、彼らは閣僚のように法的部門、財政部門、行政部門などの長に座った。そして教皇や枢機卿の決定は、国の枠を越えて影響力を持ったのである
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