給与振込み日 「障害児と生きる日常(58952)」
勤務先のスタッフが次男にもいつか給与の意味がわかるようにと、次男の分だけは現金にして封筒に入れて次男の渡してくださる。
(他の人は銀行振り込み)
それを次男に確認させて、銀行に行って入金させてくださる。
入金するときはATMの機械にいれるだけだよね。
それでもうれしいだろうな。
給与の意味がわからなくても、次男はボタンを押すのがうれしいものね。
私は次男の給与のうち20,000円を引き出させてくださるようにスタッフにお願いした。
次男は暗証番号の意味がわからないので、カードをつくっていない。
指紋で認証できる銀行もあるが、次男が口座をつくった銀行にはそのシステムがないので、次男は紙の出金依頼書に名前を書いて印鑑をおして窓口に持っていくのだろう。
もちろんサポートなしではできない。
次男は体は自由に動くし、お手本を見せて根気よく指導すれば、結果が目で確認できる作業は出来るようになるものも多いが抽象概念の構築ができない。
それは現代社会において致命的な欠陥だと思う。
その欠陥を信頼できる人にサポートしてもらうしか次男が生きていく術はない。
努力や頑張りは十分にさせるが、根本的に無理なことはサポートをお願いしていいと思う。
これは決して甘えではない。
次男君、この前はジーンズを選んだね。
今度はTシャツを選びに行こうか。
お母さんは、今度の日曜日に仕事があるから、ちょっと先になるけどね。
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Re:給与振込み日(06/23)
Re[1]:給与振込み日(06/23)
>勤務先のスタッフさん、本当に良くしてくださいますね。
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人との出会いで運命が変わっていくのだなぁと思います。ありがたいです。