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新聞を配達する人ー2 「障害児の親として(10946)」

1998年 10月、映画「学校3」が松竹系で封切された。
監督は山田洋次氏。


鶴島 緋沙子著「トミーの夕陽」(つげ書房新社刊)が原作のひとつだった。
自閉症である著者の次男がモデルだった。

NHK「自閉症フォーラム」で鶴島 緋沙子氏が講演者であった。
トミーさんは、私と同じくらいの年齢だった。
新聞配達をしておられると聞いた。


トミーさんと次男を重ねて鶴島 緋沙子氏の言葉を聞いていた。
「ああ、新聞配達ならば、会話ができない次男にもきっとできる!」と光が見えたように思った。

良い天気、暖かい日ばかりではない。
新聞配達は過酷な仕事だ。


それでも、思いあがったことに、「二人で頑張れば、できるかもしれない。」と思った。
二人で一人分の給与でよいから雇ってほしい。。。と交渉すれば、雇ってくれるところがあるかもしれない。。。と思った。
過酷な仕事だからこそ、人手不足かもしれないから、次男にチャンスが与えられるかもしれない。
そう思って希望が湧いてきた。


実際には、次男は新聞配達員にならなかった。
ふたりで新聞配達に挑戦する機会はなかった。
有り難いことに、次男は高校へ進学する前から、卒業後の進路が決まっていたからだ。


今、私は新聞配達に挑戦するには歳を取り過ぎたように思う。
だから、もう、ふたりで頑張るわけにはいかないから、次男が次男の職場を大事に大事にしてくれることを願っている。
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Re:新聞を配達する人ー2(11/11)

うちの両親は配達員でもう15年位かなやってますが
実はあれの何が大変かと言うと、言われている事の他に
「スポーツ(主に野球)の延長だって言いますよ。
何故かと言えば先日も日本シリーズの延長15回5時間46分と言う「午前様寸前」ってのがありましたがああ言うのが有ると特にスポーツ紙は結果を入れたいが為に締切を遅らせるので元の新聞がなかなか来ない

で最後迄スポーツは見る自分に終ったら言え!って自分は「終了時刻伝達要員」です。
さすがにこないだの試合は両親は寝た後でした

Re[1]:新聞を配達する人ー2(11/11)

諸Qさん


新聞配達は本当にたいへんな仕事だと思います。

それでも、本当に考えていたんですよ。
どうにかして次男に職場を与えてやりたかったのです。
今、次男は出勤前に「行きます!」と電話をかけてきます。
本当に夢のようでありがたいです。


>うちの両親は配達員でもう15年位かなやってますが
>実はあれの何が大変かと言うと、言われている事の他に
>「スポーツ(主に野球)の延長だって言いますよ。
>何故かと言えば先日も日本シリーズの延長15回5時間46分と言う「午前様寸前」ってのがありましたがああ言うのが有ると特にスポーツ紙は結果を入れたいが為に締切を遅らせるので元の新聞がなかなか来ない

>で最後迄スポーツは見る自分に終ったら言え!って自分は「終了時刻伝達要員」です。
>さすがにこないだの試合は両親は寝た後でした
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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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