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今はつらくとも 「障害児と生きる日常(58952)」

ふっと思ったのだが、私の家に自家用車がなくてよかったのだと思います。
どこへ行くにも電車、地下鉄を乗り継いで通ったのは次男にとってとても良い訓練になったのだと思います。
私にも良い修行になったかも。
肝がすわったかも。

2歳を過ぎた幼児を抱いて,就学前母子通園施設に週4回通う時代が一番辛かった。
次男は外界との接触を拒否するかのように、家を一歩出ると歩かなかった。
筋肉痛で腕がパンパンに張った。
必死の想いで次男を抱きしめた日々。
先輩の通園児とお母さん達を見て、希望が持てなくなった。


地下鉄のホームに電車が滑り込んできたとき、次男を抱く私の体がフワァと軽くなった。

光が見えなかった。
誰か、光のありかを教えて! と叫びたかった。
どこまで行っても光は見つからない気がした。
光はどこにあるのだろう。
いつ、見つかるのだろう。


ホームの先端で、前のめりの自分の体をググ~~とゆっくり引き戻した瞬間、目の前にやってきた電車の起こした風にバン!と横っ面を文字通りブッ飛ばされた。

悲しかったけれどアノ時代があったから今の私達がいる。

次男が小学生のころ、図書館の帰り道、次男は大好きなマスコット人形がないことの気がついた。
ドラえもんの仲間のドラニーニョの人形だったと思う。
泣き叫ぶ次男。
急いで図書館に電話をかけたけれど、閉館時刻をほんの1分過ぎていて電話は繋がらなかった。
どうみても異常にしか見えない次男の泣き方。
地下鉄の中で私達に注がれる眼差しは、驚きと哀れみ。


自動車で移動できたら楽だったけど、家に帰ってからあんなに泣かなくてよかったわけだけれど、自動車がなくてよかった。
今はシンドイと思っていることが、後になるとアレでよかったんだって思うことはたくさんありますね。
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障害児を持った者しか言えないね。

私達に注がれる眼差しは、驚きと哀れみ

後になるとアレでよかったんだって思うことはたくさんありますね。

 思い出します。自分たちも泣きたかった あの頃

Re:今は辛くとも(05/18)

同感です。
だから私も車を手放しました。^^
長女は、快速に乗るとそのアナウンスを覚えて、お風呂で呪文のように車掌さんのアナウンスを真似ていて、それを聞くのが私の秘かな楽しみです。
特に大和路快速の停車駅の順番はバッチリです。(^^)V

Re:障害児を持った者しか言えないね。(05/18)

りきkkぱぱさん
> 思い出します。自分たちも泣きたかった あの頃
-----
何度も、何度も、”この場に我が子を置いて、自分だけ逃げて行きたい”と思いました。

Re[1]:今は辛くとも(05/18)

kukuminnさん
>同感です。
>だから私も車を手放しました。^^
わぁ、すごい!!
決断力があるね。すごいです。
その決断がkukuminnさんご一家の人生を左右しましたよね。すっごいです。

>長女は、快速に乗るとそのアナウンスを覚えて、お風呂で呪文のように車掌さんのアナウンスを真似ていて、それを聞くのが私の秘かな楽しみです。
>特に大和路快速の停車駅の順番はバッチリです。(^^)V
-----
あらぁ~、私も聞いてみたいわぁ。
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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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