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アカデミー賞『スラムドッグ$ミリオネア』8冠 「障害児の親として(10946)」

昨夜は、アカデミー賞の授賞式の再放送を見ていた。

日本の2作品の受賞、おめでとうございます。
「おくりびと」見てませんが、うれしいです。
「つみきのいえ」も見たいです。


「スラムドッグ$ミリオネア」が次々と受賞するたびに関係者の喜びの表情が写しだされた。
彼らの表情を見て、思い出したことがあった。

以前に手術を受けて、療養中は仕事についていなかった。
それでも、あんまりじっとしていると退屈するので、ボランティア活動で、「日本語があまり上達していない外国人と日本語でお話しする」というボランティアを引き受けた。
地域の小学校の教室で夜間に開かれていた。
外国人というのは、たいていは、就労目的で来日した中国人の青年だったけれど、日本人の男性と結婚した外国人の女性もいた。

中国人の青年は、ものすごいスピードで日本語を吸収していく。
漢字という手がかりがあるからだろうし、本職の他にマクドナルドでアルバイトしていたりと、少しでもお金を稼がなくてはという前のめりの気力が溢れていた。

バングラディシュ人のとんでもなく美しい女性がいて、旦那さんは、日本人で、緒方貞子氏の随行員を務めることがあると言っていた。
(つまり、超エリート)

彼女は柔らかい感じのレディーで、かなり大きくなるまで、ファミリーの所有する土地から出たことがなかったらしい。
(つまり、超お金持ち、大地主)

私の家族のことを訊くので、長男、次男のことを少し話した。
彼女は、知的障害のある次男のことを気の毒に思ってくれて、「ニホンハイイデスネ。ワタシノクニデハ、ソウイウコハ、ステラレマス」と言った。

彼女は、悪気があって言ったのではない。
”バングラディシュは最貧国のひとつで、社会保障制度もありません。日本は、豊かでいいですね。”

と言いたかったのだろうけれど、なにせ、日本語がまだ上達していないので、そんな言葉になってしまった。

さて、私はなんと答えたのだっけ。
あまり覚えていないけれど、“日本に生れてラッキーだと思う。”くらいに答えたと思う。


次男がバングラディシュに生れていたら、どうなっていただろうか。
5歳、6歳のころから労働しなければならない環境では、役に立たない子はどこかへ連れていって捨られるのだろう。
やがて、野犬の餌食になるのだろうか。

言葉を発しなくてもキビキビと動く人は、労働力として生き延びることができるだろうが、幼児期の次男は、そうではなかったので、望みはなかったと思う。


映画「スラムドッグ$ミリオネア」で、ボンベイのスラムの様子が写しだされるたびに、胸がギュギュと痛んだ。


日本人として、日本に生れた幸運を、余すことなく長男にも、次男にも享受させたい。

それには、本人にも頑張ってもらいましょ!


5:32



オヤツ:ハンバーガー2個。フライドポテト



インド、パキスタン、バングラディシュは、昔は、ムガール帝国として統一されていたそうです。
きっと、現地の言葉は無数にあって、人種も本当はいろいろなのだと思いますが、私は、お顔の感じでは、どこの国の人かわかりません。

「インド人か、バングラディシュ人か、パキスタン人か、どうやってわかるの?」と問うと、「何人ですか?」って訊くの。。。と言ってましたから、当人たちも訊かないとわからないらしい。。。(^◇^)ガハハ
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Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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