言語から意味を聞き取っているのではなくて 「障害児と生きる日常(58953)」
川沿いの遊歩道で準備運動を終えたころには、けっこう強い降り方になってしまったので、家に引き返すことにしました。
で、今更ながらに感じたのは、次男の言語理解力の弱さです。
初めに、「次男くん、雨はたくさん降ってきたから、ウォーキングは止めて、家に帰ろうか?」と提案したら、
はい!
と言ってすぐに帰ろうとするので、
「あ!待って、スクワット30回したら、帰ろう」
と言うと、また、
はい!
と返事をしてくれました。
ところが、じゃ!帰ろうとなると、次男は、いつものウォーキングコースに行こうとします。
次男くん、言語から意味を聞き取っているのではなくて、雰囲気から聞き取っているようです。
いつも、精一杯にアンテナを敏感にして、雰囲気で理解しているのだろうなぁ・・・と思いました。
呼び止めて、「雨がたくさん降ってきたから、今日は、ウォーキングは止めて、家に帰ろう。」と努めて、さっきと同じ言葉で言いました。
次男くん、は~~い!!と返事して、ジョギングで家に向かいました。

今日もデイサービスに行きました。
次男くん、ないものはないさ。
それでも、イチイチ腐らずに、なんとかやってきた君は、私には出来すぎの息子です。
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Re:言語から意味を聞き取っているのではなくて(12/14)
回りの状況から理解しているようです。
考えてみますと、英語の出来ない私が
いきなりアメリカに連れていかれ、
状況だけで物事を理解し生活しろと言われたら
かなりの苦痛です。
自閉症児の能力の高さを感じます。
Re[1]:言語から意味を聞き取っているのではなくて(12/14)
そうすること以外に、言語表現力が低い自閉症者が日常生活を過ごしていく方法はないと思われます。
よく、21歳までこられたなぁ・・・と思います。
「二次障害」を起こさないで、安定している次男は本当にありがたいです。