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初めて知ったこと 「障害児と生きる日常(58952)」

今日は、次男の卒業した養護学校の運動会がある。
次男は中学まで地元の中学校の養護学級に通学して、高等部から養護学校に進学した。

次男と元同級生の待ち合わせ場所に向かう。
地下鉄の車内でM田君と合流した。

M田君が、どうして、いつも次男の事を気にかけてくれるのか?不思議に思っていた。
能力の差は歴然としている。

次男はおもしろいことが言えない。
話しかけても、返事が返ってくるとは限らない。

そこで、訊いてみた。

「M田君は、高校で、初めて次男と会ったんだよね。」

「違います。
中学から知ってます。
K頭君も一緒に、いろんなところに行ってます。」


???

別の中学だよね。

「先生同士が仲がよかったから。
M先生と次男くんの先生。
仲良ったからいろんなところへいっしょに行きました。」



!!!知らなかった!!!
おばちゃん、知らなかった。
次男くんは、なにも言わないから。。。。

市立中学校の養護学級の生徒は、養護担任の引率で、合同スポーツ大会、遠足等の行事がありました。



M田君は微笑んだ。

私は、涙が出そうになって、言葉を続けられなくて、口をつぐんだ。


ありがとう。M田君。
ずっと、ずっと、
だから、もしかしたら、今は9年目なんだ。
M田君とK頭君は、ずっと、次男のこと気にかけてくれているんだ。
1年生か、2年生で同じクラスになったね。
卒業アルバムを見ると、3年生は、M田くん、K頭くん、次男、別々のクラスだった。


集合場所になる駅に地下鉄が到着して、3人がいっしょに降りた。

じゃ!お母さんは、ここでバイバイ!しようか?

次男に訊くと、次男は、うん!と頷いた。

他にも何人か集まってから、いっしょに学校に行くのだとM田くんが言った。

次男が駆け出して、M田くんが笑いながら追いかけた。


二人が見えなくなってから、少し泣いた。
ずっと、知らなかった。

先生方は、M田くんとK頭くんが、今も次男を気にかけてくれていることを知らないのだろう。
次男の中学校の養護学級担任のY村先生も、ご存知ないと思う。
お知らせして、中学校時代に先生方が、糸をより合わせるように作ってくださった縁が今も次男を支えてくれていることのお礼を言いたい。

中学校を卒業後、転勤されたY先生に、次男が就職したことをご報告しようと、中学校に手紙を送って、転勤先に転送してほしいとお願いしておいたけれど、どうなったかわからない。
教職についておられないことだってあるわけだし。
残念でならない。
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Re:驚いたこと。(10/04)

N養護の運動会で次男さんを見かけました。
暗い赤系の長袖Tを着てましたよね?
大勢の仲間たちに囲まれてにこやかにされてました。
よく画像を拝見するのですぐわかりましたよ。^^

ということは、PROTEAさんはシンポジウムに行けたのですね?^^V
どんなんだったか日記を通してお時間あるときに教えてください~。

Re[1]:驚いたこと。(10/04)

kukuminnさん
>N養護の運動会で次男さんを見かけました。
>暗い赤系の長袖Tを着てましたよね?
>大勢の仲間たちに囲まれてにこやかにされてました。
>よく画像を拝見するのですぐわかりましたよ。^^

あら~~、あそこにいらしたのですか!
実は、私も、離れていたんですよ。
別れて、別ルートで移動していたのです。

不思議でしょう?
他の子達は、ふつ~~~に上手にオシャベリしている中で、次男が一人話せないのだけれど、いっしょにいるのですよ。
♪のん♪のん♪って感じでしょう。
在学中に先生方は、次男には、「次男の存在の仕方がある」って、言って下さったけれど、本当かなぁ??
見てみたい。。。と思いました。
学校の参観日は、授業という設定があるでしょう。
そうじゃない設定ではどんな風だろう。
見てみたいと思いました。

>ということは、PROTEAさんはシンポジウムに行けたのですね?^^V
>どんなんだったか日記を通してお時間あるときに教えてください~。


シンポジウムにも行くことができました。
追って、書きますね、(^^)

Re:初めて知ったこと(10/04)

友達っていいですね~。養護学校を卒業したあともこんな風に続く友達関係ってなかなかないですよ。(特にうちの子みたいな重度の子は。。。)
次男君の嬉しそうな顔が思い浮かべられ、私も読んでいてなんだか胸が熱くなりました。



Re[1]:初めて知ったこと(10/04)

きょきょ107さん
>友達っていいですね~。養護学校を卒業したあともこんな風に続く友達関係ってなかなかないですよ。(特にうちの子みたいな重度の子は。。。)

卒業式の後の昼食会で、「明日、カラオケします。次男くんも来ませんか?」と私に訊いてくれたので、私の携帯電話のメールと電話番号を教えました。
次男に訊いても返事ができないことを良く知っていて、それでも誘ってくれているので、ありがたいです。
次男以外の子達は「普通」に見える子達なんですよ。
それでも、次男を誘ってくれて、ありがたいです。

>次男君の嬉しそうな顔が思い浮かべられ、私も読んでいてなんだか胸が熱くなりました。

ありがとうございました。
私も嬉しくて、こういう幸運が続いてくれるといいなぁ。。。と思います。

プロフィール

Protea Mama

Author:Protea Mama
7年余、楽天ブログを書いていました。いろいろな機能が終了になるということなので、FC2ブログに移動しました。楽天ブログには「フリーページ」があります。大変ありがたい機能ですので、楽天ブログも大事に置いておこうと思います。良かったらご覧ください。

私が「障害児の親になったのだ。」と気づいた頃は、情報を得ることが難しくて、子の将来の姿も、自分の将来の姿も想像できませんでした。どんな未来が待っているのか、不安で不安で。だれか、知らせて。だれか、見せて。。。と誰かをつかまえて訊きたかったのです。だから、今の次男の様子を書いておこうと思います。それを読んで、ガッカリする人もあるかもしれません。安心する人もあるかもしれません。ともかく、私達は今、生きています。親子無理心中事件は起こしませんでした。これからもないことを願っています。次男は、コロニーや施設ではなくて、街中で生活して、成人して、やがては老いていく初めての世代の障害者だと思います。どんな生活が有り得るのか、親亡き後の次男の生活は幸福なものになるのか。次男に親を独占されて、すね気味に大人になってしまった長男を真に解放してやることができるのか。。手探りの毎日です。

希望は強い勇気であり、新たな意志である。

すべてのことは、願うことから始まる。

我々にとって深遠なものは、逆の相の下に隠されている。生は死の下に、愛は憎しみの下に、義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。

いずれも、マルティン・ルター の言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、とても良い言葉だと思います。

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