映画メモ-「ぼくと魔法の言葉たち」

自閉症のオーウェンはどうやって言葉を取り戻し、映画に主演できたのか?
映画「ぼくと魔法の言葉たち」


シャクヤクと花瓶
気の毒だ。
亡くなった人達、怪我をした人達が気の毒だ。
せっかくの楽しい時間が粉々に砕け散ってしまった。
半年か、もっと以前にチケットを買って、ずっと楽しみにして当日を迎えたのに。
費用や仕事やいろいろな都合をつけて、会場にやってきたのに。
「いってらっしゃい!楽しんでおいで。でも、気をつけてね。」とご家族は送り出したはずだ。
それが、こんなことになるなんて。
いやだ。いやだ。
息子達に置き換えて想ってみると、気が狂いそうだ。
会場にいたけれど怪我をしなかった人達も、ショックで放心してしまったことだろう。
もう、楽しい思い出として記憶できないし、思い出せない。
アリアナ・グランデも、可哀想だ。
気の毒でならない。
思い切れない。
つり革をもって揺られていると、私の視界の端を彼が通った。
少しポッチャリ気味の後姿。
半袖Tシャツとヒザ下丈の半ズボン。
私の自閉症センサーが反応した。
私以外は気づいていないだろう。
「はぁ。。」と強めのため息の後、「どいてください!」 とハッキリ言った。
ハッキリと聞こえた。
振り返ると、彼が、座席に座ってスマホを使っている男性に向かって言っていた。
「どいてください!」
な、な、何を言っているんだ!?
私は、狼狽えた。
男性は、一瞬、固まった。
が、すぐに、席から立って、彼に譲った。
”あああ!?”
男性の座っていた席は、彼の好きな席だったのか。
それでも、「どいてください!」 て、強引に席を奪ってはダメだ。
たまたま、優しい男性だったから席を譲って下さったけれど、「ああん!?おまえ、ナニ言うてんねん!!」 と反応する人だっているはずだ。
たまたま、今日の男性は、”あっ!? 障害者だ。” と 感じとったから揉めなかったのだ。
私の膝が、グワ~~ン と重くなった。
重い。重い。重い。
次男は、彼と同じことはしない。
出来ない。
知らない人に、「どいてください!」と言う押しの強さと能力がないから。
その代わりに、次男は、CMの音楽とか、セリフとかを口ずさんで、延々とワンマンショーを繰り広げているだろう。
車両やホームで次男と居合わせた人達が、気持ち悪いと感じて、ザザザーッ と音をたてて次男の歩く動線から退避していくのだろう。
障害者は、他者に迷惑をかけないでは、生きていけないのだ。
わかっている。
ずっと以前から、わかっている。
わかっているけど、全面的に、”しようがないさ。” とは思い切れない。
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どうしたら、迷惑をかける頻度を少なくできるのか、迷惑の大きさを小さくできるのか。。
頭のなかで、何かがグルングルン回っている。
遠心力が増して、私の頭を振り回す感じがする。
うちわ
「家族ほど笑えるものはない」
インスタグラムでフォロワー数12万人の人気を誇るカフカヤマモトによる、待望の初イラストエッセイ集。
著者のインスタグラムを覗いてみたら、楽し~~~!!笑える~~~~!!
(ごめんなさい。単行本を購入してないです。)
自分達を振り返ると、長男が3歳半、次男が1歳 を境にして、私は芯からは笑えなくなった。
それまでは、次男は、名前を呼ぶと「は~~い。」と可愛い声で返事をしてくれた。
学校で先生に、「はい!」と手を挙げているように、片手を頭の上まで挙げてくれた。
ある夜、お風呂の後、洗面化粧台の鏡で、自分のニッコリ顔を見ていた次男に「次男く~~ん!」と声を掛けた。
次男は、途中まで挙げた手をピタッ!と静止させた。
「は~~い」と言わないで、ジーッ と鏡の中の次男自身をみていた。
”次男になにかが起きた!”と感じたのだが、なにが起きたのかがわからなかった。
それから何年間も次男は「は~~い」と言わなかった。
他の言葉も言わなかった。
それから先の時間は、私の頭の中の半分くらいが、いつも冷えていた。
私は、笑顔を作って生活していたが、本当は笑っていなかった。
インターネットがまだ普及していなかった時代に、文献を探し、新聞を端から端まで読み、自分を励まし、工夫し、ひょっとしてあるかもしれない奇跡を期待した。
ボランティア協会に療育を手助けしてくれるボランティアさんを要請し、ボランティアさんに支給する交通費を捻出するために四苦八苦した。
笑顔を絶やしてはならない。。。。と言われて、強迫観念のように笑顔を作った。
「家族ほど笑えるものはない」 を読んで、見て、笑って、”ああ、これが世間一般の子ども達が幼いころの生活なのかぁ。。” と今更ながらに知った。
動物園
まだまだ咲きます
扇子-プレゼント


明日が母の日なので、先生が、「扇子の絵を描いてお母さんにプレゼントしよう!」という企画をしてくださっていました。
次男は、先生の、「どれを描く?? お魚シリーズ?仏像シリーズ?」 という声に、千手観音 を選んだそうです。
偶然にも、千手観音は、私の干支の守護仏(?)と聞いたことがあります。
次男は、描いて夢中になっている時間が、ただ、ただ好きです。
それを、母の日のプレゼントになるように企画してくださった先生の心づかいに感謝です。
ああ、うれしいなぁ。。
次男が描いた仏像シリーズを縮小プリントして、小さく切ったクリアファイルの中に入れて、本を読むときのシオリに使っています。
過日の旅行では、一緒にフライトのチケットやコンサートのチケットを入れました。
無事故で帰って来ましたよ。
そりゃぁ。。。無事故であることが普通なんだけど。
この扇子も宝物です。
ありがとうございました。
テーマ : 知的障害者の創作活動
ジャンル : 福祉・ボランティア
無事である幸運
私が帰宅して、なにか ”あれ?!” という感じ。。。
次男が部屋の模様替えを済ませていました。
カーペットを夏用に取り替えて、扇風機を出して有りました。
おお、次男くん、さんきゅです。
次男の衣替えも完了していました。
半袖のシャツがラックに並んで掛けてあります。
パジャマも半袖、半ズボンに替わっていました。
次男は、毎日が地味ながら健康で幸福です。
ありがたいです。
長男に、”生きてるか? 死んでなかったら、返信せよ。” とメールすると、”はい、はい” と返ってきます。
( ̄^ ̄)ゞ
次の一瞬に何がおこるのか、わかっている人はいないです。
無事であることは、それだけで、幸運で、幸福なのだと思います。
時々、忘れてしまうけど。
ずっと、考えている
障害者枠で就職したのに、ジョブコーチがいなかったのだろうか。
裁判中なので、社名も明らかにになっている。
東証1部、海外拠点もある。
従業員数は、連結:4,247名 単体:1,235名
大企業だ。
就職が決まるまでに、実習期間は何週間あったのだろうか。
実習はなかったのだろうか。
なんとか、使えそうだ。。。と判断したから、雇用したのだろう。。。と思うのだが。
雇用を決定した人と、入社後に作業を指導した人は、別人なのだろうか。
森へ
不機嫌
いつも、仕事に出かける時は、ニコニコして出かけていくのに、今朝は残念だった。
今朝は、どうしたわけか、水道から洗濯機に注がれる水の量が極端に少なかった。
チロチロチロという水音なのだ。
ダーッ!! と勢いよく水が流れ込まないのだ。
水道と洗濯機のホースの間にある弁を左右に動かしてみても、改善しなくて、ついに洗濯機がピーピーピー!!と鳴って「点検してください。」という表示が出た。
洗濯機は停止してしまった。
いつも次男が洗濯して干してくれる。
次男は「自分の仕事」と思っているようで、私が手を出すと「いいの!」と拒否する。
それが、今朝はいつもと様子が違うので、次男はリビングと洗濯機の間を行ったり来たりしてイライラしていた。
洗濯機が停止すると、
「はぁ~~~!!」(*`ω´*)
と大きく息を吐いた。
目が怒っている。
洗濯機に怒っている。
次男が出かける時刻になったので、「あとは、お母さんがするから、出かけていいよ。」と言ったのだけど、次男は自分がしたいことをできなかったので、不機嫌な顔で出かけて行った。
気持ちよく、出かけさせよう。。。と思っているので、今朝はお母さんも残念でした。
次男は、”気持ち悪さ”を職場に引きずって行かないだろうか。。。。気がかりでした。
東寺 観智院--- がらくた市
東寺 観智院
先日歩いた比叡山延暦寺は、天台宗。
東寺(教王護国寺)は、真言宗。
節操のないことです。
でも、いいの。
ローマカトリックの信徒でなくても、バチカンに観光に行っても良いのと同じです。
薫風が気持ちよかった。
警備員さんも「今日はことのほか、気持ちよい風です。」と言っておられました。
今日は、研修中(?)学生(?)の青年僧が、教官に引率されて境内をウロウロされています。
金堂、講堂、観智院 でもご一緒しました。
青年僧の青々とした剃髪を薫風が撫でていました。
次男に、「これは、宮本武蔵という剣豪が描いた鷲の絵よ。」と説明しました。
次男は、「ふん。」(。-_-。)
ま、ま、雰囲気だけ感じたらいいからね。
宮本武蔵筆の竹林図は、極端に竹の節を大きく描いてありました。
宮本武蔵は、絵を描いたのではなくて。。。。。なんだろ。
よい言葉が見つからない。
”ここに、宮本武蔵が居た”と示したのでしょう。
これは、長男に持たせたいお守りです。
でも、長男は、「いらね~~よ。」て、言うに決まっているので、私が持っています。
なんのこっちゃ。
はるばる唐からやって来た虚空蔵菩薩が5体も居られるのだから、長男にチカラを与えて下さる虚空蔵菩薩がいるかもよ。
幸せの形も、仕事の形も、いろいろあってよいのだと思う。
他とはちがう。。。私達でよいのだと思う。

東寺 限定 オリジナルマスキングテープは3種類あります。
☆五重塔
☆東寺東頭観智院 虚空蔵菩薩鳥獣座
☆東寺の四季

3種類とも素敵です。
私は、虚空蔵菩薩鳥獣座 を買いました。
これが1番良いです。
家に帰ってから、”ケチらないで、3種類とも買えばよかったぁぁ。” と後悔しました。
バカな、私。


魚の遠足
筋肉痛
しょうぐうさん!!
私たちは、京都側から上って、滋賀側に降りるコースが好きです。
叡山電車(次男は、ワクワク!!)-叡山ケーブル(次男は、ドキドキ!!)-叡山ロープウェイ(次男は少し怖いのです。ヒヤ~~~!!)-比叡山内シャトルバス(けっこうカーブが続きます。ワクワク!!)-坂本ケーブル(長さ2025m、日本一長いそうです。)-京阪電車石山坂本線-京津線(琵琶湖をながめながら走ります)-京都市地下鉄 と小旅行のようです。
私たちは、乗り鉄ではありませんが、楽しめます。
比叡山では、GWが終わるまで桜が満開です。
ソコ、ココで、桜吹雪に包まれます。
「しょうぐうさん」にも会えました。
次男、ニコニコ!

しょうぐうさんは、「一隅を照らす運動」のキャラクターで、
「不思議な法力を持っていて、私たちが生きていく中で感じた疑問や迷い、不安など取り除き人生の道しるべ的な役割をはたしてくれます。 法師さまを通じてあなた自身が心豊かになることはもちろん、あなたの周囲や家庭そして社会も明るく照らしてくれます。」
だそうです。
(T_T) しょうぐうさん、私の闇を照らしてください。
私は、しょうぐうさんに、すがりつきたくなります。
おばちゃんがそんなことしたら、笑われるからがまんします。
広かった!!
ありがとうございました。
帰ってきて玄関のドアを開けるなり、「ハーベストの丘!!」 と報告してくれました。
「広かった!!ヒツジ!!ヤギ!!Sさん!!Yちゃん、Mちゃん!バーベキュー!!」
よかったねぇ。
うれしいねぇ。
メールをいただきました。
次男はお肉も野菜もタップリ食べたそうです。
美味しかったのでしょうねぇ。
次男はシャワーを浴びて洗濯をしました。
「お出かけしたら服を洗濯しなさい。」と指示したわけではありませんが、次男はそうしたいようです。
洗濯物を干して、ニコニコ。
ここまでが、次男の中では、外出とセットになっているようです。
大きなクルミパンがお土産です。
ホチキスと並べたら、大きいこと、大きいこと。
私は、こういうパンが好きです。
特にクルミパンが好きです。
ありがとうございました。


iphone のバカ! の覚書
問題なく使えた。
きれい使えて、下取りにだしたら、結構な値段で引き取ってくれた。
au のまま使うと料金がドンッ!!と高く跳ね上がるので、ymobile にキャリアを換えた。
デバイスは、iphone 5s があったので、また5s を選んだ。
1年間、問題なく使えた。
突然、ブラックアウトするようになったので、バックアップを取ったうえで、初期化した。
搭載すみのアプリ以外はインストールしないで、様子を見ながら使っていたら、やはり、ブラックアウトを繰り返すので、アップルストアーに連絡したら、アップルケアに加入していたので、無償で新品と交換してくれた。
サンキュです。
再設定するのが、面倒だったけど。
ところが、旅行先で、何度も再起動した。
なんでやね~~~~ん!?
ブラックアウトと再起動は別。
ブラックアウトは、かってに真っ暗になったまま。。。。仕方がないから、電源スイッチとホームボタンを1分くらい押し続けると起動する。
再起動は、かってに真っ暗になって、リンゴマークが表示されて、しばらくすると、ホーム画面に戻っている。
iphone が再起動中で写真が撮れないときは、タブレットで代用した。
安価なラブレットだから、画素数がもうひとつ。。。いや、みっつ。。くらいだけど、無いよりずっと良い。
役に立ってくれた。
さんきゅでした。
再起動と再起動の合間で、メール等での連絡もできた。
100歩譲って、必要な仕事をこなしてくれたので、OKの範疇かな。
しか~~し、自宅に帰ってからも、再起動を繰り返していた。
新品と取り替えてもらったのに、なぜだ。
なにか、私が奇っ怪な電波を発生させているのだろうか。
ついに、こうなった。

アップルサポートに電話してみたら、「バックアップを取ってから、初期化してください。」と言う。
え!? 私の気持ちが重くなった。
「初期化したら、バックアップから復元しないで、手動で設定してください。新たなアプリをインストールしないで、搭載されているアプリだけでしばらく使って様子をみてください。」 とのこと。
あじゃぁ。。。。。やっぱりそう言うかぁ。。。しかたがない。指示に従いましょう。